飲食業界ではそのアイコン的存在とも言える「ガラスびん」に再び注目が集まっています。

ガラスびんの持つ魅力

ビール瓶

コーラ、ラムネ、オレンジジュース、サイダー、烏龍茶。

 

こうしたドリンクの多くはガラスびんとして販売されていた歴史を持ち、かつてはスーパーなどの小売店で普通に売られていました。
ペットボトルが台頭する現代に生まれた若者は、ソフトドリンクがガラスびんで売られていたことを知らない人も多いのではないでしょうか?

 

現在でも瓶ビールをはじめ、日本酒の一升瓶、一部のカクテルなど、お酒や飲食店で出てくる飲み物の容器として広く流通しています。

 

ガラスびんからペットボトルに変化した時代の流れを知っている人は、もうガラスびんは過去の遺産と思っている方もいます。
しかし、ガラス瓶は機能性や環境性能に優れていて、少しずつではありますが注目度を高めていっています。

 

 

ガラスびんの課題は製造コスト

ガラスびんからペットボトルに変化した最大の要因は製造コストです。
ガラスを使って製造することから材料費の高い問題があります。
現在でも飲食店で幅広くガラス瓶を採用されているのは、問屋が直接回収をしているからです。
ガラスは溶かしたり、洗浄や研磨によって再利用することでき、綺麗な状態の空きびんは資材としての価値があります。

 

以前は個人でも近所の酒屋や小売店が空き瓶を返しにいくとキャッシュバックを行う取り組みをしていました。
しかし、1本10円程度のキャッシュバックだと、持っていく手間やペットボトル、缶に比べて重たい重量がネックになり回収する人は減っていきました。
ガラスびんは自治体のゴミ収集で無料回収してくれますが、ゴミ収集業者の引き取りになると製造メーカーへの還元がありません。

 

結果的に、メーカーは個人向けにガラスびんの飲み物を製造するために、その都度新しい材料を仕入れて作る状況になってしまい、材料費の安いペットボトルに変わっていきました。

 

昨今は、ビニールゴミの環境破壊が注目されるようになっていき、スタバのストロー廃止やスーパーのレジ袋の有料義務化など大手小売店、国が幅広い取り組みをして、ニュースで大きく取り上げられています。
ペットボトルの使用に関してはそれほど注目されていませんが、ビニールゴミ削減の取り組みが続けば、再びガラスびんのシェアが拡大する時代が来るかもしれません。

 

環境適応性について
瓶ビールをはじめ、酒屋で扱うガラス瓶は回収を行いメーカーへ返還されます。
流通量の多いガラスびんは、メーカーに戻されたら再び洗浄をして中身を詰めて再利用されます。
こうした再利用可能なガラスびんはリターナブルびんと呼ばれています。
直接再利用されないびんであっても、溶かすことで新しいガラスびんを作る材料として再利用するため、環境破壊する要素が非常に少ないです。
ペットボトルと比較した場合はもちろん、紙パックと比較してもガラスびんの環境性能は高いです。
ガラスびんの環境性能について、もっと詳しく知りたい方はコチラのページをご覧ください。

 

 

見た目や雰囲気が良い

飲食店がガラスびんの飲み物を積極的に使う理由は見た目雰囲気が良いからです。
ソフトドリンク系の場合は2Lのペットボトルを買って、グラスに注いで提供するよりもコストが高いです。

そのため、老舗の飲食店や宴会場、結婚式場など安さよりも、会場、店内の雰囲気を大切にするお店がガラスびんを採用することが多いです。

 

製造コストが高くて、小売店ではあまり見かけないことから、コーラ、烏龍茶など同じ中身のものでもガラスびんに入っているだけで雰囲気と高級感が出ます。
宴会場では、ペットボトルに入った飲み物は、ピッチャーなど一度ほかのガラスや陶器の容器に入れ替えて提供しますが、ガラスびんならそのままテーブルの上に置いて提供することができます。

ガラスびんの持つ雰囲気、見た目

 

 

ガラスびんは機能性が高い

ガラスびんはペットボトルや紙パックに比べて気密性保存力などあらゆる機能性に優れています。
日本酒や焼酎などの酒類の高級品は全てガラスびんを使っています。
醤油などの調味料も高品質の商品はガラスびんを採用しているものです。

 

また、ガラスびんは口当たりが良く容器そのものが冷えるというメリットがあります。

 

 

ラムネの瓶

最近はビン製のものが少なくなってきましたが、お祭りの屋台で氷水で冷やされたラムネは夏の風情を感じます。
屋台でプラスチック容器に注がれた生ビールよりも、お店でガラスジョッキに注がれた生ビールの方が美味しく感じるものです。
一部の大衆居酒屋では、安い飲み放題プランは瓶ビール、上位プランになると生ビールでの提供をしているケースがあります。
瓶ビールは生ビールに比べて保存期間が長くて大量在庫を持ちやすいメリットがあり、保存力に優れています。

ガラスびんの保存力

 

 

ガラスびんは進化している
ガラスびんのデメリットは割れやすいことです。
ガラスの特性上、割ると鋭利な破片が飛び散って怪我をする恐れがあります。
最近のガラスびんは割れやすいデメリットを克服するべき、丈夫に作られています。
子供やお年寄りでも扱いやすいように軽量化も行われていて、昭和のガラスびん全盛期時代に比べて大幅な進化を遂げました。

 

 

人々の生活に欠かせないガラス

ガラスびんに限らず、私達の生活はガラスと深い結び付きがあります。
アクリルにはないガラス独特の温かみ保温性に適した性能など万能であるとともに比較的低コストなことから、これだけ技術が発展した現代においても様々なシーンでガラスが採用されています。

 

しかし、破損した歳の安全性については未だに課題で、鋭利なガラス片はひとたび狂気への変わってしまいます。
破損の際には適切な処理をするか窓ガラス等の大掛かりなガラスの場合はガラス修理の業者を呼ぶことを推奨します。
不慣れな人が無理をして二次被害を被ってしまうことは少なくありません。危険性も理解し上手にガラスと付き合っていきましょう!

page top